1 いつしか 訪れていたもの 夕べの庭に ひびきはじめるもの 初めには 山萩のしげみから 小さなふくらみの 一つ二つ さらに濃く 宮城野萩の 乱れ咲くなか 白露のとき こぼれるような こおろぎたちの声 2 まだ暑く蒸す 一日を終えて 帰ってゆくひとびとを こ…
比留間一成先生のお話を伺って (詩人 小山正孝の御子息、俳人の小山正見氏発行の『感泣亭 秋報』12号 2017に寄稿した文章を、一部補筆) ブレーメン通り・・・童話のような名前のその通りは、洒落た石畳とこざっぱりした街並み、それでいて活気にあふれた商…
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